「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」
発売記念インタビュー 第1回「ドンキーコング篇」https://topics.nintendo.co.jp/c/article/cb4c1aca-88fb-11e6-9b38-063b7ac45a6d.html
『ドンキーコング』は、マリオがはじめてジャンプした画期的なゲームでもありますしね。そうですね。ただ、これをつくった頃はけっこうマジメだったんです。たとえば身長より高いところから落ちたら、足がグキッとなるでしょう?
はい(笑)。そこで、身長の1.5倍くらいの高さから落ちると死ぬようになってるんです。でも、さすがにそれくらいで死ななくてもいいんじゃない、ということでつくったのが『マリオブラザーズ』で、いまや身長の5倍くらいの高さから落ちても平気な顔をしてますからね。マリオがジャンプするたびに、足がグキッとなったらゲームになりませんからね(笑)。
ゲームジャンルとしてのプラットフォーマー(日本でいう所のジャンプアクション)を顧みると、ドンキーコングが登場した81年から85年くらいの短い期間で既に大転換が発生している。この時代の少なくない主人公達は身長より高いところから落ちたら足がグキッとなって死んでいた。