Troglodyte
あいつは手前のコンピューターで作業してるが
家にあるてめーの銃について思いを馳せてる
いつの日か奴は発射する
銃を持ち込み出社して
あいつは誰からか受けた仕打ちと
その仕返しの仕方を思い浮かべている
しかし彼らのやり方は大体違う
むかしむかし俺たちが猿だった時代
誰もがみんなエテ公だった頃
俺たちはただ生きるため殺したが
それで今日お前はひとつ凶器を得てだ
人の生き死にを選別したつもりでいやがる
ところが俺たちが毛むくじゃらの毛だらけだった頃
お前はまだ湖を泳ぐだけの無垢な水棲生物で
お前はずうっと穴居人
結局お前は得てして進化が遅く
エテ公じゃない、穴居人なんだ
あいつは科学を信じないと言う
どのニュースもフェイクだと考えて
それで夜更けまでコンピューターに向かい
不快に思う事を書き連ねてやがる
もしこれが100万年前の出来事で
まだ俺たちが洞穴暮らしだとしても
それでも猿どもはお前を決して歓迎しない
ほらな、だってお前は進化が遅い
猿じゃないのさ、穴居人なんだ