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2014年6月24日火曜日

Watch Dogs内のシカゴパンク 198x-199x

Watchdogsのサウンドトラックは風変わりだ。GTA3以降、あの手の都市犯罪を題材としたビデオゲームがふんだんに版権曲を投入するのは当たり前となったが、その選曲は舞台となる時代を演出する為に用いられるパターンが多い。GTA Vice Cityでは80年代のヒットチャートをフィーチャーしていたし、その元ネタであるScarfaceの版権ゲームが出た時も同様だった。他に顕著な例としては70年代と現代のNYを行き来するDriver Parallel Lines(Suicide(Alan Vega)がプレイヤーと共に70年代とゼロ年代をまたいで活躍するのが笑えるぞ)や、50年代ヒットチャートと共に戦後のホットロッドカルチャーを叙情的に描いたMafia 2なんかが挙げられるだろう。

対してWatchdogsのカーステレオから流れるサウンド、道行く人のスマートフォンに保存された楽曲の多くはシカゴという土地に根ざしている。シーンのクラシックからゼロ年代のニューカマーまでヒストリカルにシカゴという音楽都市の側面を描いている。そんなわけで今回はWatchdogs採用曲から僕の大好きなシカゴパンクを紹介する。

Naked Raygun

2014年6月20日金曜日

シカゴという都市の網膜

テレビの画面は心の眼の網膜です。
網膜は真実を映しだし、真実は網膜が映す断片です。
テレビの画面は心の眼の網膜である…というのはクロォネンヴァーグのビデオドロームの中に登場する印象深い言葉であるが、80年代の人々にはどこの家庭のお茶の間にもあるテレビという仮想的な網膜が、マックスヘッドルームよろしく、双方向なメディアとなって人々を逆に監視するというのもリアリティがある話だった。意外な事に21世紀の現代においてもテレビの役割はテレビのままで、その影響力は健在であるものの、いまだにほぼ一方向のメディアとしてのみ機能している。

Watchdogsよりリリース前イメージの一つ
来週国内でもリリースされるWatch Dogsの舞台はシカゴだ。2012年にリリースされたHitman Absolutionの舞台もシカゴだったが、この街が2つの作品に取り上げられた一つの理由、その特徴を挙げるとすれば電子の網膜に包まれた都市だという事だろう。シカゴほど監視カメラのある街はそうそうない。あらゆるストリート交差点にそれが存在するだけでなく、銀行やホテル、郵便局に大学、モーテルや個人商店などの建物内まで張り巡らされ、人々を今現在も見張っている。保険会社は不動産へガイドラインに沿った監視カメラの設置をする事で料金の値引きを実施し促進しているのだ。もはやメタルギアシリーズに登場する軍事施設の監視カメラ体制がザルに思えるほどシカゴにはありとあらゆる場所へ網膜が行き渡っている。

ugh